仕事で比較的馴染みのあるプログラミングとしては、VBA(エクセルマクロ)やWindowsコマンド等があると思います。
どちらもパソコンがあればすぐに利用可能なもので大変便利ですが、Pythonを使えるとさらに仕事でできることの幅が広がります。
このページではPythonとPythonでできることの説明をします。
1.Pythonとは
Pythonとはプログラミング言語で、コードがシンプルなため比較的プログラミング初学者にも学びやすい言語です。
簡単な手順でPythonをインストールしたらすぐ使えるようになります。
1−1.Pythonのメリット
Pythonのメリットは以下の通りです。
・コードがシンプルで書きやすい(読みやすい)。
・プログラミングに求められることのほとんどが実現可能。
例:エクセルの読み込みや書き込み、Webアプリケーションの開発、AI(人工知能)の開発、他アプリケーションの操作
人工知能の開発などと言うと難しく感じると思います。
しかし本サイトの目的である”日常の仕事の効率化”をするレベルでは、初学者にもPythonでできるレベルのことはたくさんあります。
1−2.Pythonのデメリット
Pythonのデメリットとしては以下の通りです。
・VBA(エクセルマクロ)やWindowsコマンド等と異なり、インストールが必要。
・他のプログラミング言語と比べると比較的実行スピードは遅い。
デメリットは上記の通りですが、実際はインストールの手順は非常に簡単であり、実行速度でいっても気になるような遅さではありません。
人間が作業するより圧倒的に早く、かつ正確に作業を行います。
2.Pythonで特にお勧めの機能
筆者が自分の仕事を効率化する上で、圧倒的に利用している機能が画像認識とマウス・キーボード操作の機能です。
これはパソコンの画面上のアイコンや何らかのアプリケーションのボタンの画像をPythonに記憶させることで、それらをマウスポインタで押させたり文字入力をさせることができます。
これは究極はパソコン上の操作の全てを自動化できることを示しています。
2−1.Pythonで画像認識とマウス・キーボード操作をすることのメリット
メリットは以下の通りです。
・パソコンでの操作は全て自動化できる。
・単調な作業から人間は解放される。
2−2.Pythonで画像認識とマウス・キーボード操作をすることのデメリット
デメリットは以下の通りです。
・画像認識においては、パソコンの解像度が変化したら認識できなくなる。(新しいパソコンに買い替えた時などは注意。)
・画像を認識する(画面上からその画像と一致するアイコンやボタンなどを見つける)スピードは、アイコンやボタンの位置によっては多少待ち時間がある。
※画面の左上にあるほど、見つける時間が速くなります。逆に右下にいくほど遅くなります。
このようにデメリットはあれど、
パソコンの解像度については頻繁に変わることはないし、画像認識の速度についても人間が寝てる時間や他の作業をしている時間に終えてもらえればよいのです。
筆者は出かけるとき等にPythonで作業を開始させ、帰ってきたらもう作業は終わっているというような使い方をしています。
人間は遊んでいても寝ていてもPythonが人間に代わってパソコンでの退屈で時間のかかる作業を何時間でも何日でも代わりにやってくれるのです。
これは非常に素晴らしい効率化です。
2−2.Pythonで画像認識とマウス・キーボード操作をするイメージ
イメージを以下に簡単に載せておきます。
1.Windowsボタン をPythonに記憶させる。
2.プログラム実行後、パソコンの画面上からWindowsボタンを探して押す。
このようにパソコンが記憶した画像に一致する箇所を、画面上から探してそこにマウスポインタを移動させ押下します。
クリックでもダブルクリックでも右クリックでも可能です。
3.まとめ
・Pythonは簡単なインストール手順を踏めばすぐに使えるようになる。
・Pythonはコードがシンプルな上に、だいたい何でもできる!
・Pythonで画像認識やマウス・キーボード操作を活用すれば、パソコン操作を何でも自動化できる!
これは活用しない手はないでしょう。